機械にマシン・ネイティブな認識を学習させる可能性

人間の認識から解放された機械学習

2023.03.15 大多和 祐介
© 2026 tawachan

人間の認識と機械学習

現在の機械学習データには 人間の認識が介在 している

  • 社会現象は人間の認識に依存するデータ
  • 経済現象 = 人間が価値を付けた数値
  • 差別や権利 = 人間の認識なしでは存在し得ない
人間の認識を介在させることは非効率的では?
© 2026 tawachan

言語の制約と機械学習の精度

人間の認識は 言語に依存 する

  • そのバリエーションは言語の数だけ存在する
  • 機械学習はさまざまな色眼鏡をかけてしか世界を認識できない
  • この制約を解消すれば精度が向上する可能性

ただし人間が機械の学習結果を自身の認識に翻訳する別の作業が必要になる

© 2026 tawachan

機械認識と人間認識の峻別

現状

  • データは人間の認識を経由
  • 機械は人間のフィルター越しに学習
  • 学習目的も人間の認識に基づく

もし峻別したら

  • 機械向けの形でデータを与える
  • 独自のモデルを生成させる
  • 新しい発見があるかもしれない
© 2026 tawachan

客観的な現象と機械学習

物理空間の客観的な現象なら可能性がある

  • 温度・湿度を「意味」で学習させる代わりに 生のセンサーデータ を与える
  • 地球上のあらゆる箇所に感覚器官をもつ機械が生まれる
  • 人間の認識にはわからない規則・法則を理解するかもしれない
人間の認識を前提としたモデルでは到達し得ないもの
© 2026 tawachan

人間の認識への翻訳

機械が到達した新しいモデルを人間が理解しようとする試み

  • 自然現象を科学的に説明しようとする試みに近い
  • 全知全能の神の意思を推し量ることにも近い
  • 機械に認識された法則を理解しようと努めるほうが生産的かも
© 2026 tawachan

新しい方向性の模索

機械を人間の認識という制約から解放してみる

  • 適切な「宗教・神」を作り上げることになるかもしれない
  • 人間が認識できていないだけで、機械には認識された法則がある
機械にマシン・ネイティブな認識を許すことで、新しい発見がある
© 2026 tawachan

脚注的な問い

言語であろうと機械にとってはただの情報の羅列なのだから、人間の認識に制約されているとは必ずしもいえないのでは?

  • 機械にとっては等しく外界の情報?
  • しかし人間が観測し・認識したものが言語で表現されている以上、何かしらの制約を課された情報と見るのが妥当か
© 2026 tawachan

まとめ

1

現在の機械学習は人間の認識に依存しているデータも目的も人間のフィルターを通っている

2

機械にマシン・ネイティブな認識を許してみる生データを与え、独自のモデルを生成させる

3

人間には見えない法則の発見があるかもしれないそれを人間の認識に翻訳する試みが科学に近い

© 2026 tawachan